Herbert von Karajan , Berlin Philharmonic Orchestra – Nielsen : Symphony No.4, Op. 29 “The Inextinguishable” – Deutsche Grammophon 2532 029
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DE DGG 2532 029 ヘルベルト・フォン・カラヤン ニールセン・交響4番「不滅」
- カラヤンの数多い録音の中でも、トップクラスのレベルを誇る録音。2台のティンパニの掛け合いの後から弦楽器のトゥッティの間にかけてルフトパウゼを入れている唯一の録音と思われます。全体を通しても北欧の一交響曲ぐらいの位置づけで思い入れも無い。文字通り、不滅の録音・業績。隅から隅まで圧倒的です。
〝音楽は生命で、それに似て『不滅』だ〟― 音楽への強い思いと生きることへの希望が描かれた傑作。
ニールセンの代表作、交響曲第4番「不滅」は、第1次世界大戦中に作曲され、音楽への強い思いと生きることへの希望が描かれた傑作。二人のティンパニ奏者が活躍することでも有名です。
カラヤンにとってニールセン作品唯一の録音、かつ、演奏会でも取り上げられた記録がない作品でありながら、決定盤として支持されている名録音です。
かっこいい音楽として躍動感あふれる音楽を導き、堂々たる圧倒的なクライマックスを築きます。
以上3点の判断次第で、このレコードは人気を勝ち得ている。ニールセンが交響曲第4番に〝Det Uudslukkeligge〟と副題を付けてから、100年一回りした。新型コロナウイルス禍の日々が長くなって、楽しんで聴いていただけだったことに抵抗を覚え始めているレコード。なので、ここで取り上げることにしましたが、心置きなく聞ける日は帰ってこないでしょう。
デンマークが誇る大作曲家、カール・ニールセン(1865-1931)はほとんど全てのジャンルに作品を残しました。作風も当時の最先端を積極的に取り入れたため、後期ロマン派から印象主義、多調、半音階進行などありとあらゆる技法が使われています。交響曲は6曲を作曲。それらの作曲年代は1890年代初頭から1920年代半ばで、同年生まれのシベリウスのそれとほぼ重なる。圧政に苦しむ国民の反抗と祖国への讃美を謳い上げた『フィンランディア』を作曲したシベリウス。シベリウスは森と湖の国・フィンランドを愛した作曲家。その音楽を聴いていると、彼の心に広がるフィンランドの風景が目に浮かぶ。シベリウスのシンプルで物悲しげなメロディーに対して、ニールセンの洗練されたリズムと躍動感は対局的で、シベリウス指揮者の新田ユリさんは、シベリウスとニールセンの交響曲を絵画にたとえて比較していて、こってりとした油絵の後期ロマン派の肥大化した交響曲のあり方に一石を投じ、シンプルなオーケストレーションをめざしたシベリウスは水彩画。ニールセンは4番までがピカソ、それ以降がクレーのイメージだとしている。北欧の作曲家では、この偉大な二人にノルウェーのグリーグが圧倒的に有名。最果の国フィンランドの自然環境と違い、コペンハーゲンの洗練された都会センスが反映している、いかにも北欧らしい響き満載のニールセンの交響曲。なかでも第3番「ひろがりの交響曲」は第3楽章に加わる男女のヴォカリーズや、ブラームス風の味わいを持つ終楽章が人気の的です。「胆汁質」「粘液質」「憂鬱質」「多血質」と名付けられた4つの楽章を持つ交響曲。標題音楽ではないと言われるものの、第2番が「4つの気質」であるだけに、バロック回帰の標題音楽かもしれない。ちょっぴり自分の性格と比較してみるのも面白いかもしれません。
今でこそ彼の交響曲、協奏曲、合唱曲は国際的に高く評価されているが、ニールセンのキャリアと私生活は多くの困難を抱えており、それらはしばしば音楽にも表われている。初期にはブラームスやグリーグといった作曲家に触発される形で音楽を書いていたが間もなく自身独自の様式を発展させ、まず発展的調性の実験を行い、後には当時まだ一般的だった標準的作曲法に比べると遥かに急進的な道を選んでいった。最後の交響曲となる交響曲第6番は1924年から1925年にかけて作曲された。明るい陽射しと影が交錯する美しい交響曲第1番とまるで達観したかのような平穏さが感じられる第6番。
交響曲第3番『ひろがりの交響曲』 、ヴァイオリン協奏曲を完成させてから3年後に、第一次世界大戦が起こった。人類最初のこの世界規模の戦争は4年3ヶ月に及んだ。ニールセンは第一次世界大戦のため王立劇場楽長を辞任。フュン島のダムゴーやフールサングの所有地に引きこもりがちとなり、この時期はニールセン本来の非常に個人的な主題に基づく創作に影を落とした。
日本では簡潔に「不滅」の副題で親しまれているデンマーク語の〝Det Uudslukkeligge〟は、日本語で「消し去り難いもの」「滅ぼし得ぬもの」といった意味で、
《不滅》初演の翌年、シベリウスの故国フィンランドは独立を宣言した。
重厚で高機能な弦楽を下地にしつつ、大交響曲としての風格漂うニールセンの《不滅》。カラヤンとベルリン・フィルハーモニーの豊かで彫りの深い演奏は、聴く者を抒情と感動の世界に誘います。
リストの『前奏曲』もカラヤンの代表作であり、特別《不滅》と前後して録音された、『死と変容』はカラヤン得意としたリヒャルト・シュトラウス作品でカラヤン節の極みとでも言えるダイナミック・レンジの大きな演奏で、弱音部では繊細きわまりない音楽を作り出し、強奏部分では怒濤の迫力で押してくる、他の指揮者ではなかなか見られないカラヤン流の演出を聴かせ、ベルリン・フィルの迫力も頂点に達しており、個々の楽器が当然のように巧い上に全体がよく揃っていて圧倒される1980年代の名録音だった。
プロダクト
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品番
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商品名
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レコード番号
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作曲家カール・ニールセン
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オーケストラベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
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指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤン
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録音種別
コンディション
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ジャケット状態
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レコード状態
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製盤国DE(ドイツ)盤
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カルテ(交響曲)BLUE LINE, DIGITAL STEREO (120g)ヘルベルト・フォン・カラヤン(オーストリア 1908〜1989) ― カラヤンはその魅力的な容貌と優雅な身のこなしでたちまちにして聴衆の人気をとらえ、たんにこの点から言ってもその人気におよぶ人はいない。しかも彼の解釈は何人にも、そのよさが容易に理解できるものであった。芸術的に高度のものでありながら、一種の大衆性をそなえていたのである。
元来レパートリーの広い人で、ドイツ系の指揮者といえば大指揮者といえども、ドイツ音楽にかぎられるが、カラヤンは何をやってもよく、その点驚嘆に値する。レコードサウンド/カテゴリ指定詳細の確認、購入手続きは品番のリンクから行えます。プライバシーに配慮し、会員登録なしで商品をご購入いただけます。梱包には無地のダンボールを使用し、伝票に記載される内容はお客様でご指定可能です。郵便局留めや運送会社営業所留めの発送にも対応しております。
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