Natalie Lutz

ニューヨークのブルックリンを拠点とするフリーランスデザイナーとクリエイティブディレクター。

媚薬を染み込まされてヘソを失った女

流行り廃りに関係なく、毎日聴いていますけどね。それは、わたしの日々の投稿でわかることでしょうが。わたしは、コレクションはしない。CDはカセットテープの延長線に捉えているし、コンパクトで整理向きなので、処分しやすく、わたしがこの世に存在しなくなったときに残る、毎日アップデートされる理想の300枚を選定するためにある。簡単な曲の紹介にもなるしね。データだと、何かわからず処分されるだろうから。
そもそもは、レコードを買い始めた頃。1枚目の時からノートを取り始めた。最初に勤めた会社が、レコードは数ヶ月も保たないので、消耗品費で落としていたこともある。
そして、近年。解説を仰せつかることになるSPレコード鑑賞会も。博物館は文化財として、SPレコードをデジタルデータ化して、現物は再生しないという方針をいい出したところにある。レコードは針を通して聞かないと、すぐに腐る。戦前のレコードが美しく、生々しく聴くことができるのは、これまで鉄針で聴き続けられていたからだ。という会首脳陣の考えと真っ向になったことから。
そういう、これまでの経緯もあって、わたしはコレクションをもつことはない。いいレコードを紹介して、欲しいという人にわたすことだけ。

わたしの投稿はすべて公開なので、見ててもらえばわかることですが。昨日からは、ベーム指揮のトリスタンとイゾルデのLPレコード5枚組を、3種類聴いているところです。録音は同じもの。プレス時期が異なるだけです。そのあとは、16枚組の指環の全曲を、ショルティ、カラヤン、ベームで聴き勧められるよう準備済み。
レコードを聴くことが楽しいだけで、レコード状態を認識することで、欲しいという人にすぐ渡せるようにするためです。
毎月行っているレコードコンサートのために、5枚くらい買い揃えて使うことはしていますが、参加者の人でほしいと言われたら譲っています。帰宅時の荷物が減りますからね。
所有欲をどう捉えるかの差異で、レコードプレーヤーは保たないけどレコードを買い揃えるというのは見栄だといえますね。

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